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2004年04月07日
Googleのパワーについて
CNET Japanの梅田氏のブログは毎日楽しみにして読んでいるサイトの一つなのですが、ここ数日Googleの話題を取り上げており参考になります。
一般には、「Google」は検索エンジンとして見えているものだと思いますが、巨大な演算能力を持つコンピュータシステムという観点で考えると驚異的なものです。10万ノードの(20万個のCPUを搭載した)コンピュータ群を運用するだけでも大変な話ですが、おそらく業界の常識を超える低コストで運用されているに違いないと想像されます。
一般のコンピューターメーカーからブレードサーバー等を通常の価格で購入すると、1ノードあたり少なくとも20万円。10万ノードで200億円以上の初期投資が必要になり、さらに電力・空調・ビル・メンテナンス等のランニング費用も1ノードあたり1万円/月程度かかるとすると年間120億円。1ノードを3年で償却する場合は、1年あたり200億円弱のコストがかかります。当然システム開発費用は別立てです。そもそも広告だけで200億円を大きく上回る利益を確保するのは安定的ではありません(業界最大手のヤフーでも年間の純利益はやっと200~300億円に到達か?)。つまり、Googleが儲かるビジネスならば、コストを上の半分以下に大幅に圧縮することが前提となります。そのコスト圧縮のノウハウと、超大型システムを効率的に運用するGoogle Filesystem・巨大分散データベースが、Googleと他社との決定的な差に違いありません。
日本国内のコンピュータメーカーがGoogleの真似をできるかといえば、おそらくどの会社も無理でしょう。システムを自社内でデザインする能力がまず決定的に欠けているように思います。子会社や下請け会社に丸投げ方式で、このような先進的なシステムを開発できるとも考えられませんから。営業活動や新しいネタの開発という意味でも難しいでしょう。
比較として適当ではないことは承知していますが、mirror*.fuzzy2.comシステムは現在6ノードで構成されていますが、年間あたりのハード費用は約25万円、回線・プロバイダ費用は個人の直接負担は約25万円、システム全体の負担では約100万円。ハードと回線費用で計125万円です。同等のサービスをホスティングプロバイダーで利用すると最安値の業者でも年間240万円以上ですから、一応半額以下に収まっているはずです。
CNET Japan Blog: 梅田望夫・英語で読むITトレンド
投稿者 fuzzy : 2004年04月07日 02:30