2004年01月30日
地方にとって必要なもの
Fateは買えましたが、SHUFFLE!(一般販売分)は売り切れでした。
土曜日は内視鏡検査なので、早く寝ます。
> 新幹線の枝線を作るんですか?
未だに地方に新幹線を通そうとか、自動車専用道路を作ろうと推進している人たちがいるようですが、いつまでそのような見識の不足が続くのでしょうか?
新幹線は大量「旅客」輸送手段なので、通年でビジネスマンの移動が多く見込まれることが設置の要件になります。100万人以上の都市をつなぐ路線というのが一つの目安でしょう。20~30万人程度の都市へ延伸するのはまったく不経済です。ただし、ある程度大きな規模の観光客の移動が見込まれる場合には、妥当性があると考えますが、現状は無くて新幹線ができたら発生するという意見は根拠が全くありません。
旅客輸送という観点では、400km以上の距離では空路の方が有利ですし、地方空港で利用客が多すぎて困っているところはほとんど無いはずですから、空路ならば小さな投資で輸送枠の調整が可能なはずです。また、現在の空港でこのような状況ですから、地方都市側での空港の追加は不要でしょう。
自動車専用道路については、県庁所在地程度への接続は認められると思いますが、それ以外の小さな市への延伸は採算性を重視すべきでしょう。こちらは物流も考慮する必要があるわけですが、大都市圏または国内各地へ送り出す商品を生産しているところは優先してよいとして、生産量が小さいところへの延伸は無理があります。
さて、地方の経済活動が劣っているのは新幹線・道路などのインフラが整備されていないからだというのが推進派の大きな理由となっているようですが、現実には既に整備状況は決して悪くありません。東京や大阪を起点に日本各地に実際に移動してみるとよくわかりますし、逆方向の移動も同様になります。
むしろ、地方に不足しているのは人材でしょう。儲けを出すための芽を見つけ出す力を持った人、ビジネスをきちんとまじめに行う人が地方に少なすぎるだけでしょう。大都市圏で行われているビジネスの内、ガチガチにコネ(人脈)を使った商売(?)以外では地方で運用できる商売が多いはずです。つまり、地方の方はそのビジネスの意味や価値を見つけたり、意味を理解したり、判断することができないか、もしくはビジネスを始める勇気が無いのだろうと指摘しておきます。
通販系のビジネスは特に地方での展開が容易ですし、インターネット系のビジネスも現状で可能です。インターネット系のビジネスの場合、専門業者のホスティングサービスを利用するなら事業所はADSL回線があればとりあえず十分ですし、自社の事業所に(安価に)ホストを設置するのもBフレッツ回線のサービス提供エリアなら問題ありません。つまり、県庁所在地レベルの都市なら日本中どこでも可能だということです。また、「クローズドな開発を行っているシステム以外」は地方での情報の入手が首都圏と同等に近いレベルにあります(無料でネットで入手できるものが多くあります)。つまり、情報を解釈したり、新規に創り出す能力が欠けているという人材の問題です。
国内では、流通の事情があるためにAmazon.comのコピーをそのまま実行するのは難しいですが、一工夫ができれば地方での起業の可能性があるでしょう。また、Google(サーチエンジン)のような情報サービスなら、インフラ上では地方での起業は問題ありません。
ヒントというわけではありませんが、次のblogは興味深い内容を含んでいます。
CNET Japan: 若者はバンテージポイント(有利な場所)でキャリアを磨け
> 迷っている人には、「a great vantage point」を求めて職を得よ、というのは素晴らしいアドバイスだと思う。
「a great vantage point」((見晴らしのきく地点、よい観戦場所)」は、いまの地方都市にはほとんど無いことが問題なのです。地方をつまらない都市にした責任は、これまでの大人(地方の会社の経営者や議員・公務員)にあると思いますから、彼らに期待している限り(おんぶにだっこしようとしている限り)地方の若者の未来は無いのでしょう。本来、韓国・台湾よりもポジションが悪いはずは無いのですから。
投稿者 fuzzy : 2004年01月30日 23:00